私たちプロジェクトチームはGlobal Disparity(世界規模の格差、不均衡)をテーマに与えられました。
まずブレインストーミングから格差、不均衡エリアのマッピングを開始。その中から得たシグナルエリアとして、現在の地域間で大きな差が出ている環境問題をフォーカスエリアにデスクリサーチを実施。結果、プラスチック汚染や森林破壊など、予想以上に深刻な状況が明らかになり、将来的には大きな問題となることを理解し、チームの需要トピックとして決定。
また、世界規模での学習機会の不均衡にも着目し、若年世代の環境問題に対する意識についてデスクリサーチを実施。結果若い世代の間で環境問題への関心が高まっていることを理解し、プロジェクトの方向性として若年世代の教育+環境問題にフォーカス。
デスクリサーチ後、ユーザーインタビュー/サーベイを通じ若年ユーザーがどのように環境問題に向き合っているかを把握するためのユーザーリサーチを実施。
結果として、日常的に直面している地球規模での環境問題にどのように取り組むべきか、適切な方法が伝わっていない、そのため個人としてどのように行動するべきがわからないというユーザーインサイトを得ることが出来ました。
発見したユーザーインサイトを元に、人々の関心と人々の行動の間に大きなギャップがあり、最初の一歩を踏み出すためのデザインが必要であるということを私たちチームで仮説を立てました。
私たちの目的の一つに、グローバルコンテキストの中で「教育格差」を改善することを挙げていました。これは環境教育を施すことで学生のリテラシー向上、社会改善につながりやすいという研究結果のもとに設定していました。
また、地球温暖化等の深刻なテーマであり、日常的にニュースなどで基礎知識は知っていながら、その複雑さゆえ自分ごととして考えることがしづらいという調査・研究論文も発見。これらのリサーチを元に、次世代に対し環境問題をどのように教えていくかにフォーカスしてプロジェクトを設計しました。